激安ペットボトルVS山野
自分の書いた文章はあまり見返したくない。自分の声を録音して聞くと叫び出したくなるが、それと似たようなものなのかもしれない。
とはいえ、書くことを仕事にしている以上、見返すことからは逃れられない。
思い出したくない、自分の浅慮と無知。世に出してしまったことを後悔すると同時に顔が赤面し、鼓動が速くなる。呼吸も浅くなり、喉もカラカラだ。
そんなとき、喉の渇きを癒してくれるのは通販で買った、得体の知れない安いペットボトルだけだ。
基本的に外へ持ち出すことはないので、デザインがどうかしていようと構わない。ダンボールと不燃ゴミに紛れたここは、スターバックスではない。
「安いから買った」だけのペットボトルを紹介していければと思う。
記念すべき第一回はこちら。
株式会社海東ブラザーズの有機黒烏龍茶だ。
アマゾンにて24本774円(1本32円)だった。
見たこともなければ、聞いたこともない会社のわけのわからない烏龍茶。
黒烏龍茶といえば「健康に良い」という漠然としたイメージがあるが、1本32円のお茶に健康を求めることは、キャバクラに純愛を求めることと同じくらい無謀な気がする。でも有機って書いてあるし…
飲んでみると、まず謎の酸味が舌に刺さる。
その後、やや重めな味わいが通っていき、喉を通ったところで再び舌に酸味を感じる。そして心なしか喉が締め付けられるような感じがする。
人の家で出されたら少しだけ怒ってしまうかもしれないけれども、荻窪とか高円寺の自然食屋で出されたら、「そういうもんかな?」と納得してしまいそうな、そうでないような味がした。
評価
価格 ★★★★☆(1本あたり32円)
酸味 ★★★★★
風味 ★★☆☆☆
旨み ★☆☆☆☆
渋み ★★★☆☆
点数
【25/100】
1本35円以下だったらまた買うと思います
コメントを残す